アジア人材を介護業界で受け入れるまでには、制度ごとに期間やプロセスが異なります。 ＜各制度別の受入期間と特徴＞ 1. 特定技能制度（介護） * 受入までの期間：6か月〜1年程度 * 特徴： ・ 日本語能力試験（N4以上）と介護技能評価試験の合格が必要 ・ 国内外から直接採用が可能 ・ 在留期間は最長5年（更新可能だが介護福祉士資格がないと永続不可） 2. **技能実習制度（介護） * 受入までの期間**：1年〜1年半程度 * 特徴： ・ 現地での日本語教育・職業訓練が必要（送り出し機関が関与） ・ 最長5年間の実習が可能 ・ 夜勤や一部の医療行為は制限される場合あり ・ 実習修了後、特定技能に移行するケースも増加 3. EPA（経済連携協定）介護福祉士候補者 * 受入までの期間：1年半〜2年程度 * 特徴： * 政府間協定（ベトナム・インドネシア・フィリピン）による受け入れ ・ 受け入れ前に約6か月の日本語研修＋来日前手続き ・ 来日後は施設で就労しながら3年以内に介護福祉士の国家試験を受験 ・ 合格すれば長期就労が可能 ＜補足情報＞ いずれの制度も、言語教育や文化理解支援が受入前後に不可欠であり、企業側もサポート体制の整備が求められます。 特定技能制度は即戦力重視、EPAは資格取得・長期定着を見据えた制度です。
