「支援される外国人」から「地域の先生」へ――帯広市の定着モデル

外国人材の地方定着で注目したいのが、北海道帯広市の取り組みです。
帯広市では「森の交流館・十勝」を中心に、多言語での生活相談や日本語学習支援を行っています。
特徴的なのは、外国人を単に支援だけではなく、地域の一員として活躍してもらう仕組みを構築している点。

主な取り組みは、

 ・外国人住民への生活・日本語相談
 ・外国人を雇用する企業や学校、医療機関への支援
 ・日本人住民との交流イベントの開催
 ・外国人による料理・文化・遊びなどの講座
 ・外国人講師への謝礼を自治体が一定範囲で支援

といったものです。

特に面白いのは、外国人が「教えてもらう側」だけでなく、自国の文化を地域に伝える先生になること。
地域住民との接点が生まれ、「この町に知り合いがいる」「自分も地域に役立っている」という実感につながります。

仕事だけで地方に呼ぶのではなく、地域の中に役割と居場所をつくる。
帯広の取り組みは、外国人材に「ここで暮らし続けたい」と思ってもらうためのヒントになりそうです。