約3年を過ごした市谷田町は遡ると、江戸時代には外堀沿いに町人の居住地や武家屋敷が広がる場所でした。 土佐藩主山内家の別邸が存在していたことや、外堀建設のために土地が収公されるなど、多くの変遷を経てきました。 近くには700年と古い歴史のある神楽坂に、時折聞こえる三味線の音も街を彩る素敵な風景でした。 このように、歴史と文化が息づく市谷田町から事務所を移転することは、寂しさとともに感慨深いものがあります。 しかし、春には窓から見える外堀の桜の風景を胸に、新天地で新たな一歩を踏み出します。 これまでのご支援に感謝しつつ、これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。